バイクに乗った亡霊に会った話。
私がバイクの免許を取る2年前、岐阜の157線を車で初めて通り、石川県に抜け霊気の伝授に向かっていた日の事。
朝早く出て、Googleマップを見ながら157を通ったら早く着くかしら、、と思い、あの道が、「落ちたら死ぬ」の酷道だと知らずに通ってしまいました。
道には枯れ枝や、小石が落ちていて、右を見ると、なんだか下の方に谷が見えていました。山道に入り、20分たっても、誰ともすれ違わない、、、横からは、鉄砲水が出ている所も、、
だけど、もう、Uターンする所もみあたらない。
そんな時、遠く向こうの方から、バイクに乗ったライダーが、音をたてながらこちらに向かってきました。私は、初めてすれ違う人がいると、安心して車を進めて行きました。だんだん音が近くなり、チラチラ木の間から、カーキ色のジャケットに黒いヘルメットが見えました。その時は、本当にほっとして。
だけど、なんだか、バイクが変に見えました。黒?灰色?壊れてる?ぼやけて見えました。音が近づき、この茂みを抜けるとすれ違う、、、とワクワクしたら、、、なんと、誰もいないのです。
私は、あーー、、やられた、、、
なんだ、幽霊かーいと、、、
めっちゃ、期待してたのに、なんで、死んでるのよ!と怒りが湧いてきました。
車を止めて左右を見ると、ガードレールはなく、157線でも一番厳しい崖。
私に落ちるな!と警告してくれたのでしょうね。手慣れた亡霊でした。
ナムナムして、私も先を急ぎました。結局、大野町に出るまで、1時間以上、誰にも会わずでした。いや、亡霊には会いました。あの時のライダーさん、悪い人じゃなさそうだったし、時々、現れるのでしょうね。皆様も酷道を通る時は、あまり、期待しないでください。すれ違うのは生きてるライダーとは限らないです。
